The traveller in Dreams

うたいびとのささやき

ポスター

tanakaです。
結局、D4(ベードラ用マイク)が見つからず、
片付けが終わらないtanakaです。


明日は燃えるゴミの日
ひたすら、自分の名前にハサミをいれる。


2つ前の職場、郵送された、書類の分別をしていた。
捨ててはいけない書類とそうでない書類を
1つ1つ確かめながら分別。
そして、翌日も書類がくる。
分別。
書類がくる。
分別。

まるで終わらないリボ払いのようだった。

 

(このハサミいれ、いつ終わるのか。)

 

気分転換に別の書類を探し、捨てる。


「なんで筑波大の入試要項が2つもあんだよ。」
無謀にもほどがある。

東京理科大学……」
無謀にもほどがある。

予備校の判定Eだろ…。


あー、代々木ゼミナールの出てきた。
唯一C判定があり、後期試験そこを受けることにしたんだ。

受かって、担任の先生、泣いていたっけ。
(先生方、皆、一浪したら、[体力ないから]学力が落ちるって。)

 

あー、出てきた。部屋にずっと貼っていたポスター。
3人の文字が入っているポスター。


5/26に初ライブか…、因果なものだな。


別にあるクリアファイルを探し、中身を確認。
……そうか。


文字やポスター、彼が(彼女も)描いたものや。
彼女が描いた名刺サイズの絵も、ホームページURLがかいてある。


ライブが5/26から翌年の5/25まで、ちょうど1年。
ポスターから、自分の誕生日にもライブしている。


後期試験、受かっていなかったら、
ドラムを選択していなかったら、
辛くてサークルを辞めていたら、
大学院に進むことを選んでいなかったら、


そうなんだ。このバンドに参加していなかっただろう。


仮に1年早く、バンドが立ち上がっていたら、
自分は参加した可能性があったがベーシストは違っただろう。


このとき、線が繋がって、3人の交点。
そうなんだ。3人の声もぶつからない調和していたことも含め。
偶然とはいえない。


あぁ、だからか。
彼の存在。彼女の存在。思っている以上に大きいのか。


解散になったとき、本当に我慢した。
自分の怒りを殺した。
悲しいけど、行動で示すことにした。


すべてを否定したくなかったんだ。


3人でバンドを組んだこと。
3人でCDを作ったこと。
3人で同じ景色をみたこと。


もし、自分が我慢しなかったら
すべて崩壊する。そう感じた。


3人が組まなければ、誰も不幸にならずにすむ。
歩んできた道も、ライブをしたことも。
すべて否定して、崩壊する。


それは本当に嫌だった。だから殺した。行動した。


それは、正しかった。
だから残っているもの、捨てることなどできない。
宝物なんだ。

 

なんで、この日なんだよ。
織姫と彦星は1年ごとに会えるのに。