The traveller in Dreams

うたいびとのささやき

フィルムを縦に切る

tanakaです。
20年前。弾き語りのイベントに来ていた人に
「曲に対してギターの技術が追い付いていないと思います。」
と言われた。ことのあるtanakaです。


弾き語りをやる上で
お客さんが飽きないように
曲の構成を考えるわけです。
アドバイスもあり、簡単にいうと、
1曲3分台に。(4分いかないように)


バンドでやった曲を
(リードギターのオブリガードが無いので)
短くしてみたのですが、何か腑に落ちない。


散歩中、ふと、記憶が出てきたんです。
映画監督の黒澤明さんは
「尺を短くしてください」と
何度も言われて。
「これ以上切れというのなら縦に切る」
(横に切って尺を短くするのではなく、作品を捨てると。)


そこまでではないけれど、
なにかわかる気がして。
(バンドサウンドをイメージして作った曲なので)
表現として、この尺は譲れないのだなと。


新しく書いた曲は、
弾き語りを意識しているので
イントロや間奏は短く簡潔な構成にできた。


それで歌いたい(バンドでもやった)曲は
間奏を短くしたくない。


結論をいうと
間奏でも、お客さんが飽きないような、
素敵な(お洒落な)コード進行ならば
大丈夫じゃないかと…


サビの強さ(良さ)も考慮にいれて、
絞るわけです。


結果的に
やろうとしている曲数が減ったので
(ギターが下手なので)
集中して練習できる。
これは、ありがたいなと。


なに?何曲になったのだって?


6曲から5曲だよ。